ディクテーションのコツ

はじめに

前回記事では、ディクテーションのメリットを紹介しました。

ディクテーションを続けると、確実にリスニング力がアップします。

ところが、ディクテーションをするには、かなりの集中力を要するため、力がつくと分かってはいても、なかなか取り組めない方もいらっしゃるのではないかと思います。

ディクテーションに慣れないうちは、1分程の素材でも書き取りに30分かかることもあります。

自分のレベルに合った素材を選び、毎日繰り返し練習することで次第に慣れてきます。

たくさんの量をまとめて出来る勉強法ではありませんので、少しずつでも毎日練習することが大切です。

今回は、ディクテーション素材の選び方、実際のやり方について紹介します。

 

ディクテーション素材の選び方

挫折しないためには、自分にあったレベルのものを選ぶ事が大切です。

  1. やさしい内容のもの
  2.  1分程度の短い内容のもの

を選ぶと良いでしょう。

 

初心者の方には具体的に、TOEIC用問題集のPart1、Part2をお勧め

TOEICのPart1は写真描写問題です。人物の動作や風景などについて4択の短い英文音声が流れます。1題30秒程度なので、リピート再生する時にも便利です。

TOEIC Part2では、質問1つに対し、選択肢3つが読み上げられます。

こちらも1題30秒以内です。TOEICのリスニング問題は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ発音が含まれているため、どのアクセントでも対応出来るよう練習することが出来ます。

TOEIC問題集であれば、音声もスクリプトもついていますので、難易度、リスニング素材の長さともに初心者用ディクテーション素材として優れているといえるでしょう。

 

「英語の壁」はディクテーションで乗り越える!

初めてディクテーションをする人向けに、段階を追ってディクテーションのやり方を説明しています。

アルクの1000時間ヒアリングマラソンの素材を使用しており、ヒアリングマラソン受講者が間違えやすかった部分の解説なども充実しています。

この本では、リスニングが困難な理由を「4つの壁」として説明しており、速度の壁、音声語彙の壁、音の変化の壁、語順の壁を段階を追って克服していく仕組みになっています。

手順を親切に教えてくれるのが長所ですが、ディクテーション素材はTOEICよりもだいぶ長めです。

Amazonで中身検索が出来ますので、英文のレベルを確認してから購入したほうが良いと思います。

 

ディクテーション実践

用意するものは、

  • ディクテーション用音声
  • スクリプト
  • 筆記用具(ペンまたは鉛筆は芯が太く滑らかに書けるもの。)

ディクテーションの手順です。

 

①リピート再生しながら聞き取れた箇所を書き取る

何十回も聞きます。分からない所は単語の数だけアンダーラインを引いておきます。

スクリプトチェック後に注意点を書き込むため、行間は詰めずに一行おきに書きとりましょう。

これ以上聞いても分からない!という箇所は、最後は聞こえたままの音を書いておきます。

例えば、Vietnamese (ベトナムの)、という単語が正しく聞き取れなかったとします。ヴィ〜〜 と最初の音だけでも聞こえたら、bet でも ve でも良いので ve  と書き取っておきます。

後でスクリプトをチェックした時に、どのように間違ったかを知る手がかりとなります。

 

②文法的知識を使って予想してみる

これ以上分からないところまで聞き、空欄は聞き取れる音だけでも書き込んだら、今度は文法的知識を総動員して分からなかったところを予想してみます。

例えば、日付の Octoberの前が聞き取れなかったとしたら、月の前だから in? もしくは10/28 と日にちまであれば on? などです。

純粋に耳だけではなく、文法的に予想して書いた単語には二重線でアンダーラインを引くなどしてマークをしておきます。

 

③自信のない箇所を意識的に集中して聞く。

先ほど文法的に予想した箇所を、予想した単語を念頭に置きながら聞いてみます。

 

④スクリプトをチェックする。

聞き取れなかった箇所が、知らない単語だから聞き取れなかったのか、知っているのに聞こえなかったのかをチェックします。

前置詞や冠詞など、弱く発音されたために聞き取れなかった箇所、音の連結のために全く聞こえなかった箇所があれば、次に聞く時に特に注意して聞くようにします。

知らない単語があれば調べ、この際覚えてしまうよう努力します。

 

⑤スクリプトを目で追いながら音声を流す

スクリプトを読みながら音声を流します。この時、“聞き取れなかった箇所”の印であるアンダーライン、二重線の所は特に注意して聞きます。

 

⑥シャドーイングや音読をする。

音声に少し遅れて読む「シャドーイング」の練習をします。

発音やイントネーションがCDと同じように出来るようになればその後の音読がより効果的になります。

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ミキ

ミキ

投稿者プロフィール

社会人から本格的に英語学習を始め、殆ど話せなかった状態から試行錯誤し、3年以内に英検1級、TOEIC900点以上を取得し。現在は海外勤務。本サイトの英語学習コラムを執筆中

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